http://www.enjoy.ne.jp/~k-ichikawa/car_parallelParking.html
駐車スペース(付加長さ)ΔL の「完璧な公式」
自車の長さに次の長さΔLを付加したスペースがあれば駐車できます。
ΔL = sqrt [ r2 - w2 + (w + f)2 -{sqrt (r2 - w2) - b }2 ] - w - f
ここで、
sqrt(..): 平方根
r : 自車の最小回転半径(右旋回時は左前輪の回転半径)
w: 自車のホイールベース
f : 自車の前部長さ(前輪車軸中心から車の先端までの長さ)
b: 駐車中の前車の幅
この公式の前提となる駐車方法等は下記のとおりです。
・左右の車輪は車幅一杯のところに付いている(トレッド = 車幅)。
・道路は十分に広く、駐車直前に任意の角度で停止できる。
・先ずハンドルを一杯に切って(full lock)停止。
->それから駐車エリアにバックで車道左端に平行になる位置まで。
->次にエリア中央に真っ直ぐに前進して駐車完了。
・駐車エリアから出るには上記と逆の手順による。
この公式を見ると、駐車スペースΔL の計算式に自車の幅が含まれていないことがわかります。
ちょっと意外な感じがするかもしれませんが自車の幅は無関係なのです。
なお、論文では触れられていませんがバック時に後部が歩道エリアに入り込むため、
車道と歩道の段差が大きい時、または車道の端に壁がある時には不適切です。
ただし、このような時には左側を少し開けて駐車すれば問題を回避でき、しかもΔLは若干小さくなることも理解できます。
https://www.excite.co.jp/news/article/E1261977996612/
r:車の回転半径
l:フロントホイールとリアホイールの中心間の距離
k:フロントホイールの中心から車の一番前までの距離
w:駐車スペースの前にある車の車幅
rが5.4メートル、
lが2.6メートル、
kが1.3メートル、
wが1.7メートルだとすると、
駐車スペースに必要な長さは、
自車の長さプラス1.43メートル、ということになる。